
40歳をむかえたころから更年期に悩まされる女性も多いのではないでしょうか。
更年期の症状はさまざまで突然の汗、のぼせほてり、なぜかイライラする、いつも体がおもだるい、肩が凝るなどつらいものばかりです。
また女性ホルモンの変化などによって、薄毛になってしまったり、抜け毛に悩まされることも少なくないのです。
更年期の症状がなっかった私
わたしも40代なかばです。まわりも更年期をむかえたひとが多くここ数年で更年期という言葉をよく耳にするようになりました。更年期の症状がつらくて仕事にいくのが大変、まいにち朝おきてから寝るまでからだがダルイ、なにもしていないのに肩が凝る、などいろいろな話を聞きます。
わたし自身はそれまで更年期を経験したことはありませんでした。少し体がだるかったり前よりも疲れやすくなったと感じることありましたが、それほどつらさは感じなかったのです。なので友人のつらそうな話も大変だなと思いましたが、更年期の経験がなかったわたしは実感が沸かずその大変さに気づかなかったのです。
でもそれからしばらくしてから更年期のつらさと大変さを思い知りました。
突然の大量の汗
わたしの更年期の症状は突然やってきました。旦那の職場は家から徒歩でかよえる距離なので一家に一台しかない車は普段はわたしが使用していました。その日はわたしの仕事が休みで、仕事帰りに買い物がしたいという旦那が車にのって職場にいきました。
私は入院している友達のお見舞いにいく予定があったので早々と家事をすませ病院にむかいました。病院までは歩いて10分くらいで行けます。友達の好きなくだものを途中で買い病院へ。病室に入り元気そうな友達の顔を見て安心し、イスに腰掛けて話はじめたとき額から多量の汗が流れ出したのです。
私は驚いてどうしてこんなに汗が出るのかと思いながら、はじめは手で汗を拭っていたのですが汗は止まることなく、どんどん出てきます。びっくりした友達が慌ててタオルを貸してくれました。急いで来てくれたの?という友達の声も耳に入らないくらい私は動揺していました。
今までに経験したことのない汗の量。運動したり、すごく暑いならわかるのですが、ここにくるまで走ってもいないし急いでもいない。そして暑くもありませんでした。そのことを友達に話すと、はじめは普段あまり歩かないからだよといってくれましたが、あまりにも私が腑に落ちない顔をしていたようで、もしかしたらホットフラッシュかもねと言ってきました。
ホットフラッシュ。名前は聞いたことはありました。よく聞いてみると更年期障害の代表的な症状で急に顔があつくなったり汗が止まらなくなるとのことでした。わたしは更年期をむかえてしまったのか、それとも今日は、たまたまだったのかそのときは、はっきりわかりませんでしたがその後もたびたび同じように大量の汗をかくようになり更年期障害だと自覚しました。
抜け毛がひどくなる
そのほかにも更年期障害の症状はあらわれはじめました。抜け毛が気になりはじめ日に日にどんどん抜けていきます。あさ起きると枕にはたくさんの抜け毛、シャンプーするたびに髪はごっそりと抜けています。髪の毛がなくなってしまうのではないかと悩んでいたとき、久しぶりに会った娘に「髪の毛薄くなったね」と言われてしまったのです。
わたしはショックを隠しきれませんでした。やはり見た目にも変化がでているんだ。娘の言った言葉は家族だからこそ言えた言葉です。遠慮なく正直にでた言葉だとわたしは受け止めました。原因について調べてみると仕事や人間関係のストレスのほかに、髪の加齢現象や女性ホルモンの減少、乱れなど更年期障害の症状のひとつだということがわかりました。
女性にとって髪はいくつになっても大事です。それからわたしは自分でできる対策を積極的にやりました。頭皮をマッサージするヘッドスパをはじめたり育毛剤をためしたりと、出来ることはなんでもするようにしています。
年齢を重ねていくと若いときとは違い自分で色々なことを補っていかなければいけない大変さを知りました。更年期なんてまだまだ先の話、などと思ってい私は気持ちだけは若いつもりでいましたが身体はついていかない、悲しい現実を知りました。
自分の身に起こった悲劇
もうひとつ自分が年をとったことをあらためて知ることになった出来事があります。1か月後に引っ越しを予定していた私たちは、毎日少しずつ荷物の整理をしていました。大きい荷物や重たい荷物は旦那に任せてわたしは細かい物の整理をおもにしていたのですが二人とも仕事をしていたのでなかなか準備が進まず、わたしは少し焦っていました。
今度の休みにまとめて整理しようと考えていた私は、頑張って朝から整理をはじめました。引っ越し準備はどんどん進み小さい物の整理はほとんど終わりました。他になにかやることはないかと思ったわたしの目に留まったのがマンガの本がたくさん入ったダンボールでした。
昔からマンガが大好きだった私の家は気がつくとマンガの本でいっぱいになっていたのです。引っ越しを機にもう読まないマンガは売ろうと考えていました。
何冊もあって重いので旦那が売りに行くと言っていたのですが、まだ時間に余裕のあった私は自分で売りにいこうと思ったのです。ダンボールは3箱ありました。持ってみるとやはり重かったのですが大丈夫と思い最後の1箱を持ち上げた瞬間、体のなかからボキッと鈍い音がしたのです。
その瞬間から私は立てなくなりました。
無理はしてはいけない
ダンボールを持って立てなくなったわたしは強烈な痛みにおそわれました。なにか大変なことになっていると感じたわたしは這ってなんとか電話を手にしました。でも誰に電話したらいいのかはじめは、しばらく悩みましたが動けないことを考え救急車をよびました。
病院に運ばれいろいろ検査した結果、腰の骨が折れていました。そう先生にいわれたとき腰ってこんなに簡単に折れるものなのだと驚きました。そしてその後に先生が言った言葉にもっと驚きました。わたしは骨粗しょう症だというのです。
骨粗しょう症ってもっと年齢を重ねた人がなるものではないのか。私はそのとき先生の言葉が信じられませんでした。その後入院し先生や看護婦さんと話してわかったことですが更年期に入ると骨密度が低下しやすくなり進行すると骨がもろくなり骨折しやすくなるそうです。
更年期は本当に怖いものだと思いました。そしてもう無理はできないし、無理をしてはいけない年なのだとわかりました。
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